耐熱ガラスは冷凍すると割れる?
注意点やおすすめの耐熱ガラスも知りたい!
こんな悩みを解決します。
【結論】
・耐熱ガラスは冷凍するだけでは割れないが、温度変化や衝撃・中身の膨張で割れる場合がある
・耐熱ガラスを冷凍するときは、すぐに温めない、耐熱温度を確認する、水分が多い食材は避ける、衝撃を与えない
耐熱ガラスと言えば、保存容器などにも使われている便利な素材です。
冷凍もできたら便利ですが、割れてしまわないの?と気になりますよね。
そこで今回は、耐熱ガラスは冷凍で割れる?注意点やおすすめの耐熱ガラスも調査!と題して解説していきます。
【本記事で分かること】
・耐熱ガラスは冷凍で割れる?
・耐熱ガラスを冷凍するときの注意点
・冷凍できるおすすめの耐熱ガラス
耐熱ガラスは冷凍で割れる?
耐熱ガラスは、冷凍するだけで割れることは基本的にありません。
普通のガラスよりも加熱や冷却にも耐えられる性質のため、一般的な冷蔵・冷凍庫であれば問題ないようですね。
耐熱ガラスは、普通のガラスと原料が違い、熱膨張率を低くすることで温度変化に強くし、加熱や冷却にも耐えられるようにしたものです。
引用元:iwaki
ただし、以下の場合は耐熱ガラスが割れてしまう場合があります。
・急激な温度変化
・強い衝撃を与える
・中に詰めたものの体積が増える
普通のガラスより強度があるものの、使い方によっては割れることもあるので、注意してください。
耐熱ガラスを冷凍するときの注意点
耐熱ガラスを冷凍するときの注意点は、以下の通りです。
・耐熱温度を確認する
・水分が多い食材は避ける
・衝撃を与えない
・すぐに温めない
それでは詳しく解説していきましょう。
耐熱温度を確認する
耐熱ガラスを加熱する際は、あらかじめ耐熱温度を確認してください。
耐熱温度差以上の熱を加えると、割れる原因になってしまうことがありますよ。
耐熱ガラスは、取り扱い説明書に書かれている「耐熱温度差」を超えると割れる可能性があるので、使用前に要確認です!
引用元:トミガラス
もしオーブンやレンジで加熱したい場合は、耐熱温度が高いものを選ぶようにしてくださいね。
水分が多い食材は避ける
耐熱ガラスを使用して食材を保存する時は、水分が多いものは避けてください。
水は凍ると体積が増える性質を持っており、その圧力によって耐熱ガラスが割れてしまうためです。
水が凍ると、その体積は約9%増加します(凍結膨張)。そのため、水を容器に閉じ込めて凍らせると、高まった圧力で、ついには容器が壊れてしまいます。
引用元:日本ガイシ株式会社
耐熱ガラスで保存する食材は、以下のものと相性が良いようですね。
・生肉
・魚
・茹で野菜
・煮物
ただし茹で野菜は水気を切り、煮物は汁を入れないようにしてくださいね。
炊いたご飯も耐熱ガラスで冷凍保存できるようですが、工夫が必要なようです。
生の肉、魚、水気を切った茹で野菜、煮物(なるべく汁を入れない)などは冷凍可能です。
ごはんは冷凍できますが、水分が多い為に凍る過程で膨張するため、ひと手間が必要です。
ごはんが温かいうちに、軽くおにぎり状にして入れてください。引用元:iwaki
衝撃を与えない
落としたり、ぶつけたりして耐熱ガラスに衝撃を与えるのも割れてしまう原因になります。
機械的な衝撃による割れ。落としたり、ぶつけたりした時に力が加わった衝撃で傷が入り割れてしまいます。
引用元:iwaki
耐熱ガラスは普通のガラスよりも薄く硬い素材になっているので、衝撃に弱いんですね。
使用する場合は、落下などで衝撃を与えないように意識して下さい。
「耐熱ガラスだから衝撃に弱い」というよりも、「薄く硬い」素材のため、衝撃が割れにつながりやすいです。コップのように、口元が薄くて底の方が分厚いわけではないので、全体的に繊細に扱うことをおすすめします。
引用元:トミガラス
すぐに温めない
冷凍後すぐに温めると、耐熱ガラスは急激な温度変化に耐え切れず割れることがあります。
耐熱ガラスは温度変化に強い加工がされていますが、過信して雑な扱いはしない方が良さそうですね。
いくら耐熱ガラスとはいえ、冷凍庫から出したグラスに熱湯を注ぐ…など、むちゃな使い方をすると破壊する原因に。急激な温度変化は、避けるようにしましょう。
引用元:トミガラス
しかし強度が高いものを選べば、レンジやオーブンでも使用できるので料理の手間も省きやすいですよ。
冷凍できるおすすめの耐熱ガラス
冷凍できるおすすめの耐熱ガラスは、以下の3つです。
・イワキ(iwaki) パック&レンジ システムセット
・タイボ TAINETSU BOX
・イワキ(iwaki) パック&レンジ クリアカラー 9点セット
どんな商品なのか、紹介していきます。
イワキ(iwaki) パック&レンジ システムセット
画像リンク:楽天市場
イワキ(iwaki) から販売されている「パック&レンジ システムセット」はロングセラーの人気商品です。
発売されてから30年以上もの長い歴史があり、冷凍だけでなくオーブン・レンジの使用も可能です。
容器は食洗機にも対応しているので、調理やお手入れの手間も省けますよ。
タイボ TAINETSU BOX
画像リンク:楽天市場
タイボで販売しているTAINETSU BOXは、保存容器だけでなくそのまま食卓に出せるデザインが特徴です。
また、耐熱ガラスの多くは加熱する際にフタを外す必要がありますが、TAINETSU BOXはまるごと加熱できます。
ちなみに耐熱温度はフタは140℃、ガラス400℃なのでグラタンやラザニアなどを作る時に使いやすそうですね。
イワキ(iwaki) パック&レンジ クリアカラー 9点セット
画像リンク:楽天市場
イワキ(iwaki)の「パック&レンジ クリアカラー 9点セット」は、使いやすいデザインがセットで販売されています。
サイズも豊富なので子供がいる家庭や、作り置きのおかずをたくさん作りたい人に使い勝手が良さそうですね。
クリアカラーになっているので、中身がわかりやすいだけでなく、冷蔵庫をすっきり整頓しやすいです。
まとめ
今回は、耐熱ガラスは冷凍で割れるのかだけでなく、注意点やおすすめの耐熱ガラスも調査しました。
耐熱ガラスは冷凍のみで割れることはないようですが、衝撃や急激な温度変化には弱いようです。
また、耐熱温度以上の過熱は行わず、水分が多い食材は入れないようにしましょう。
ぜひおすすめの耐熱ガラスを参考にして、好みの商品を見つけてくださいね。